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【おすすめワイン紹介あり】品種の特徴を知ろう!赤ワイン編②【他にもある、色々な品種】

 前回の振り返り

winesuki.hatenablog.com

前回の記事では、赤ワインの主要品種として6種を紹介しました。

それらをまずは抑えておけば、レストランでもワインショップでも、
ワイン選びに困ることはまず無いかと思うのですが、
いやいや世界にはもっと多くのワインがあるのです。

今回はもう少しだけ幅を広げて、いろいろな品種を見ていきましょう。

まだまだある!赤ワインのぶどう品種

世界には1000を超えるワイン用のぶどう品種があるとされていますが、
今回は有名な品種を独断と偏見でさらに6つ選出し、紹介したいと思います。

前回紹介した主要品種6つと、今回紹介する6つ、合わせて12品種抑えることができれば、
もはやワイン通と呼べるのではないでしょうか。

レストランでのワイン選びが楽しみになること間違いなしです。

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他にもある、色々な品種

重いワインを作るぶどう品種

飲みごたえのある重いワインを作り出すぶどう品種について、
一つずつ見ていきましょう。

サンジョヴェーゼ

コスパが良く、多種多様なイタリアワイン。
そのイタリアの代表格であるぶどう品種が、サンジョヴェーゼです。

あまり聞き馴染みのない品種ですが、
イタリアのトスカーナ州でサンジョヴェーゼを使って作られる、
キャンティキャンティ・クラシコというワインが有名ですので、
ぜひワインショップなどで見つけてみてください。
1本1000~2000円台で買えるような、お手頃なワインがたくさんあります。

このサンジョヴェーゼは、カベルネ・ソーヴィニヨンのような濃い色合いと、
しっかり飲みごたえのある重いワインを作り出します。

そしてなんと言っても特徴的なのが、スミレの花に形容される香り。
スミレ、と言っても多分イメージできないと思うので、
ぜひ一度口にしてみてください。
もしかしたらドハマリするかも。。

ネッビオーロ

こちらもイタリアを代表するぶどう品種です。

ネッビオーロで作られるワインは薄い色合いをしており、
おや?軽めのワインかな?と思いながら口にすると、
しっかりした酸味と渋味で、口の中がびっくりしちゃうような、そんな感じです。

ネッビオーロは、主にイタリアのピエモンテ州で作られており、
「王のワイン、ワインの王」と呼ばれるバローロや、
そのバローロの弟分と言われるバルバレスコというワインが非常に有名です。

ただし、バローロバルバレスコはそれなりの値段がしちゃいます。
少なくとも5000円ぐらいはします。
ちょっと贅沢をしたい日に、ぜひお求めください。

マルベック

このマルベックは、アルゼンチンを代表するぶどう品種で、
カベルネ・ソーヴィニヨンを思わせるような重いワインを作り出します。

そのしっかりとした酸味と渋味は、なんと言っても肉料理に非常に相性がいいです。

フレンチの上質な肉料理、というよりは、いきなりステーキのようなガッツリ系の肉料理にぴったりです。

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テンプラニーリョ

「天ぷら・・・」ではなく、テンプラニーリョというスペインを代表するぶどう品種を紹介します。

ちなみに、本記事で紹介するぶどう品種の中で、筆者の一番好きな品種です。

華やかな果実味が魅力的で、熟成を経ると複雑味を増し、多様な味わいのワインを作り出します。

とくに熟成されたワインを飲んでほしいです。
テンプラニーリョのワインを探す際は、クリアンサレゼルヴァグラン・レゼルヴァ
という種類のスペインワインをおすすめします。

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ジンファンデル

安旨ワインが多い、カリフォルニアを代表するぶどう品種であるジンファンデル。
なんと言っても豊かな果実味が特徴で、しっかり飲みごたえがあるワインを作り出します。

さすがカリフォルニアワインというべき、コスパの良いワインがたくさんあります。
テンプラニーリョが好きになれば、ジンファンデルも間違いなく好きになると思います。

ちなみに、イタリアではプリミティーヴォと呼ばれていますが、
ジンファンデルと同じ品種です。

軽いワインを作るぶどう品種

あまり軽いワインを作るぶどうって無いな。。
一つだけ紹介したいと思います。

マスカット・ベーリーA

このマスカット・ベーリーAですが、実は我が国日本を代表する黒ぶどう品種であります。

ワインを国外に輸出する際には、ワインの国際組織であるOIVで認められているぶどう品種しか、
ラベルへの品種名の表記が認められていません。

日本固有品種では、黒ぶどうのマスカット・ベーリーAと、白ぶどうの甲州
この2品種のみがOIVに認められているのです。
すなわち、日本ワインを世界に広めるための重要な品種であるのです。

さて、このマスカット・ベーリーAですが、ガメイ(ボジョレーヌーボーのぶどう)のような
軽やかでいちごのような味わいのワインを作り出します。
ピノ・ノワール、ガメイと来たら次はマスカット・ベーリーAですね。

山梨などにワイナリー巡りをした際は、必ず買って帰ってほしいです。

品種別おすすめワイン

サンジョヴェーゼ

(2000円台)ペポリ キャンティ・クラシコ

サンジョヴェーゼといえば、イタリアトスカーナ

トスカーナといえば、キャンティキャンティ・クラシコです。

当たり外れの多い印象のある、キャンティキャンティ・クラシコですが、このワインはおすすめです。

(3000円台)レ・ディフェーゼ

イタリアトスカーナの超有名ワイナリー、サッシカイアのサードラベル。

サンジョヴェーゼの特徴が感じられる、ハイクオリティなワインです。

非常におすすめします。

ネッビオーロ

(3000円台)フォンタナフレッダ バローロ

ワインの王と称される、バローロ

バローロは高級品ですが、この値段なら十分手が出せます。

(5000円台)バルバレスコ プルノット

バローロを飲んだなら、バルバレスコも飲んでみてほしいです。

名門ワイナリー、アンティノリが手掛けるプルノットのバルバレスコです。

マルベック

(1000円台)レゼルヴァ マルベック ボデガ・ノートン

アルゼンチンを代表するワイナリーであるボデガ・ノートン

マルベックの豊かな果実味が感じられます。

(2000円台)カイケン ウルトラ マルベック

チリの有名ワイナリー、モンテスがアルゼンチンで手掛けるワインです。

圧巻のコストパフォーマンスです。

 

テンプラニーリョ

(2000円台)セレステ クリアンサ トーレス

スペインの有名ワイナリー、トーレスが手掛けるテンプラニーリョ100%で作るワインです。

豊かな果実味と、バランスの良い渋味と酸味で、飲みやすさは抜群です。

ラベルもおしゃれでいいですね。

(3000円台)マルケス・デ・ムリエタ レゼルヴァ

スペインのリオハを代表するワイナリー、マルケス・デ・ムリエタのワイン。

木樽での熟成由来の深みのある香り、味わいを感じられます。

ジンファンデル

(2000円台)マンモス ジンファンデル

ラベルのインパクトに負けないぐらいパワフルなボディを持ってます。

熟成由来のアロマもしっかりと感じられます。

(3000円台)ヴィントナーズ・リザーヴ ジンファンデル

ジンファンデルといえばカリフォルニアでしょう。

非常にバランスが取れた味わいで、コストパフォーマンスが高いです。

マスカット・ベーリーA

(1000円台)ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA

サントリーが手掛ける登美の丘ワイナリーのワインです。

赤い果実の味わいで、軽くて飲みやすいワインです。

(1000円台)シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベーリーA

山梨で最も有名であろうシャトー・メルシャンのマスカット・ベーリーAで作ったワインです。

薄味の日本食にとってもよく合います。