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【コンサル業界のはなし】コンサルは本当に激務なのか

コンサル業界に入るにあたって、最も大きな心配事は労働時間ではないでしょうか。

コンサル=激務とはよく言われることですが、実態はどうなのか、私1個人の見解を綴ろうかと思います。

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コンサルは激務なのか

先に結論を述べると、コンサルは激務です。
もうそれは紛うことなき事実でしょう。

ではなぜ激務なのか、一体何がそうさせているのか。。

激務の理由① そもそも労働時間で評価されない

コンサルの仕事の評価は、労働時間ではなく、成果で決まります。
どれだけ徹夜しようが、休日出勤しようが、成果が無ければ仕事の価値はゼロなのです。

これはコンサル業界だけでなく、広告代理店やSIerなども同じことが言えますが、コンサルはプロジェクトベースで仕事をしています。

プロジェクトベースで仕事をしているとはつまり、明確に期限があって、その期限内に成果を出さなければならないことを意味します。
つまり、成果を出すまでは帰れないということなのです。(極論ですが)

逆に言うと、成果さえ出れば労働時間は少なくてもOKなはずです。
ですが、そんな場面はほとんど訪れません。
一体なぜなのか。

激務の理由② プロジェクトは遅延する

成果さえ出せれば、別に昼前に帰っても、休んでも許されるわけです。
しかし、そんなことは起こらないのがコンサル の世界です。
なぜならプロジェクトというのは必ずといっていいほど遅延するからです。

PMBOKによると「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する有期性のある業務」と定義されます。
この「独自の」というのが非常に厄介なのです。

似たようなプロジェクトはあるでしょうが、完全に同じプロジェクトは存在しません。
つまり、プロジェクトの全てのリスクを予め想定し対策することは不可能なのです。

激務をどう乗り切るか

コンサル業界に入った以上、激務は受け入れるべきでしょう。
ですが、それで潰れてしまうのはとても悲しいことです。

実際私もこれまで何十人も潰れていく人を見てきて、また私自身も激務をこなしてきた中で激務を乗り切るために、潰れてしまわないために必要なことをまとめてみます。

行動面

生産性を極限まで上げる

自分ができる範囲の事は出来る限り効率化しましょう。
単純な繰り返し作業であれば、自動化できないか、あるいはツールなどを利用できないか検討してみましょう。

それはもちろん単位時間あたりの仕事量を増やすことが目的ですが、それだけではなく、上司に「お前の仕事が遅いから終わらないんだ」といった反論の機会を失くすためでもあります。

早めのアラート

どれだけ仕事を早くしても、こなしきれないぐらいの仕事量が降ってくる時があります。
その場合は、PMやTLのリソースプランに実現性が無いということです。

早めにアラートをあげましょう。ただし不足工数などは定量化した上で上司に話しにいきましょう。
そうしないと、自分の能力不足のせいにされかねません。

マインド面

自分の代わりはいくらでもいるという思え

どれだけ激務でも、どれだけクライアントからのプレッシャーが強くても、「自分がいないと回らないから」と働き続けてしまいがちです。

ですが、案外自分がいなくてもプロジェクトは進むものです。

しんどい時は休みましょう。

他責してもいい

時間が無いから、とか、環境が悪いから、などといった他責はコンサルには御法度です。

努力もせずに他責ばかりするのは社会人としてどうなのかと思いますが、自分の努力ではどうしようもない時は他責しちゃいましょう。
リソース管理ができていないのはリーダーやマネージャーの責任です。

まとめ

コンサル業界は激務です。そして、コンサルとは激務であるべきといった考えを持っているコンサルもかなりの数いると思います。
ただし、最近は働き方改革の影響もあり、労働時間の管理もしっかりしてきた印象です。
コンサル業界=激務の等式が崩れ去る日がもうすぐくるかもしれません。

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