おいしいワインを飲むためにコンサルファームで働く

ワインが好きなITコンサルタントのブログです。

【ワインの産地を知る】フランス・その他の産地編

f:id:kbt10tkhr10:20200229160832j:plain

ロワール地方

f:id:kbt10tkhr10:20201020171844p:plain

特徴

フランス最大のロワール川流域に広がる広大な産地のため、地区によってワインの特徴が異なります。

主な産地

ペイ・ナンテ地区

ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)から作られる辛口の白ワインが有名です。

アンジュー・ソミュール地区

グロローという品種を用いて作るロゼワインで有名なロゼ・ダンジューや、貴腐ワインで有名なカール・ド・ショーム、ボンヌゾーなどの産地が存在します。

トゥーレーヌ地区

白ブドウではピノー・ド・ラ・ロワール(シュナン・ブラン)、黒ブドウではブルドン(カベルネ・フラン)が主要品種です。

サントル・ニヴェルネ地区

白ブドウではブラン・フュメ(ソーヴィニヨン・ブラン)、黒ブドウではピノ・ノワールが主要品種です。サンセールやプイイ・フュメといったA.O.C.が有名です。

シャンパーニュ地方

特徴

フランスのワイン産地で最北に位置し、何と言ってもスパークリングワインで有名な産地です。
白ブドウではシャルドネ、黒ブドウではピノ・ノワール、ムニエが主要品種です。

シャンパーニュでは、アルコール発酵させたのちに、糖と酵母を加えて瓶詰めすることで、瓶内で再度アルコール発酵(瓶内二次発酵)させて二酸化炭素をワインに溶け込ませます。

シャンパーニュの用語

アルザス・ロレーヌ地方

特徴

ドイツと国境を接する地方で、ドイツワインの特徴とよく似ています。白ワイン、特に甘口の白ワインが有名です。

主要品種としては、白ブドウのリースリングピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカなど、黒ブドウではピノ・ノワールです。

ローヌ地方

 

f:id:kbt10tkhr10:20201020171840p:plain

特徴

ボルドーブルゴーニュと比べると地味な印象の産地ですが、ローヌ地方はフランスのA.O.C.ワイン生産量では第2位の産地です。高品質でコスパの良いワインが多い印象です。

主な産地

北部ローヌ

北緯45度以北の北部ローヌでは、コート・ロティやエルミタージュといったA.O.C.が有名です。主要ぶどう品種としては、黒ブドウではシラー、白ブドウではヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌが挙げられます。
単一品種のワインが主体ですが、シラーに少量の白ブドウを混醸して作る赤ワインも有名です。

南部ローヌ

北緯45度以南の南部ローヌでは、シャトーヌフ・デュ・パプや、ロゼワインで有名なタヴェルなどの産地が存在します。主要ぶどう品種としては、黒ブドウではグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなど、白ブドウではグルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌなど、多数の品種が存在します。特にシャトーヌフ・デュ・パプでは13品種のブドウが認可されています。

プロヴァンス地方

特徴

地中海沿岸の地域で、フランス3大ロゼの一つに数えられる、ロゼワインで有名な産地です。