日常会話で使ってはいけない!?知っておくべきコンサル用語集
コンサルタントという人種が特に好んで使う用語を紹介したいと思います。
コンサル業界では、共通語のように使われている言葉なので、コンサル業界に興味がある方はぜひ覚えてください。
ただし、間違ってもコンサル以外の人と話すときにはコンサル用語を使わないようにしましょう。
そういう戒めも込めて、今回はコンサル以外の人と話すとウザがられる度でランク付けをしてみました。
ウザ度☆☆☆ 友達失くすレベルのコンサル用語
MECE
コンサル業界では頻出の単語です。
Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveという英語の略語で、「漏れなく、ダブリのない」状態を指す単語です。
読み方はミーシー。ミッシーと言う人もいます。
ちなみにコンサル業界に1年以上いると、MECEではない状態のものを見るとアレルギー反応を引き起こすようになります。
AsIs・ToBe
AsIs(アズイズ)とは、現状の姿。ToBe(トゥービー)とは、あるべき姿を意味します。
コンサルの仕事とは、AsIsを分析し、ToBeを描き、実現する仕事です。
たいていセットで使われる用語なので、合わせて覚えましょう。
KT
Knowledge Transferの略語で、情報を伝達することを意味します。
たいてい、プロジェクトに途中から入ってきた人に、情報を引き継ぐことを意味します。
もはやKnowledge Transferとフルネームを聞いてもしっくりこない人が大勢いるでしょう。
それをさらにイニシャルに略してしまっているので、もう救いようがありません。
Nice to have
「マストではないが、あればいい」ものを示す言葉です。
たいてい上司が使いますが、上司が使ったとしてもちょっとウザいレベルの言葉なので、友達同士で使うとなおさらです。
使用例としては、
「このタスク、今日中にやっておきましょうか?」
「Nice to haveでよろしく!」
ウザ度☆☆ 周りと壁ができるレベルのコンサル用語
コンティンジェンシープラン
計画は順調に進まないものです。
もしもの時のために、リスクを想定し、対応策を考えなければなりません。
それがコンティンジェンシープランです。コンチプランと言ったりもします。
とにかく、コンサル以外の人に長すぎるカタカナを使うのは避けるのが吉です。
ファクト
意味はそのまんま、事実という意味です。
至ってシンプルな言葉ですが、コンサル以外でファクトという表現をつかう人種はいないでしょう。
コンサルは、あらゆる情報に対して、ファクトなのかどうかを疑います。
特に他人に対して使うときは気をつけなければいけません。
信頼関係を損ねます。
アジェンダ
会議の議題のことです。
コンサルの会議では、アジェンダが非常に重要視されます。
アジェンダのない会議は、コンサルにとっては時間の無駄なのです。
しかし、一般的に日本企業ではアジェンダの無い会議が山程あります。
会議をすること自体が目的なのです。
そういう企業では、コンサル嫌いの人が多数を占めています。
フィージビリティ
実現性という意味の言葉です。
主にプロジェクトの計画を評価するときに使う言葉です。
クライアントの言い値でスケジュールを引いてしまうと、フィージビリティの無い計画になってしまうので注意しましょう。
ウザ度☆ 話す相手によっては引かれるレベルのコンサル用語
コミット
最近は、ライザップのCMのおかげで市民権を得た言葉ではあります。
日本語で言うと「約束する」といった意味ですが、「守れなかったら責任とります」といったニュアンスが含まれています。
そのため、上の立場の人が下の立場の人に使うと、パワハラにもなりかねない言葉です。
プロモーション
一般的には、広告などの「販売促進活動」を示すことが多いですが、コンサル業界では「昇進」を意味する言葉です。
プロモーションの話は、時にセンシティブな内容なので、コンサル同士であっても使い方に気をつけましょう。
アサイン
コンサルはプロジェクト単位で仕事をしますが、プロジェクトに配属することをアサインといいます。
類義語にドナドナという言葉があります。
アベイラブル
アベイラブルとは、プロジェクトにアサインされていない状態を指す言葉です。
プロジェクトから開放されたという開放感から、長期休暇でバカンスに行ったり、知識のアップデートをしたりと自由に過ごせる期間です。
ただし、このモラトリアム期間が長く続くと、自分は社会から必要とされていないんだという気持ちに陥ってしまいます。
そして、もちろんこの言葉もコンサル業界以外では通じないので、使わないようにしましょう。
まとめ
以上、コンサル用語を紹介しました。
また思いついたらアップデートします!