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【コンサルファームへの転職】面接では何が評価される?面接で抑えるべきポイントまとめ

コンサル業界への転職にあたって、面接で抑えるべきポイントについてまとめます。

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そもそも面接の目的とは?

面接には、以下の2つの目的があると考えます。

面接の目的① コンサルティングファーム側が応募者を評価するため

これは、言わずもがなだと思います。
コンサルティングファーム側が求める人材像に、応募者の経験やスキルなどがマッチしているのかを確認するために、面接を実施します。

具体的に何を評価しているのかは、この記事で後述します。

面接の目的② 応募者側がコンサルティングファームを評価するため

これは、意外と重要なポイントです。

転職って結構人生の一大イベントですよね。
転職の良し悪しで人生が変わると言っても過言ではないと思います。
なので、転職先選びは慎重になるべきだし、コンサルティングファーム側にも情報を出させるべきなのです。

また、自分側もファームを選んでるんだぞっていう上から目線の立場で面接に行くと、とても気楽になります。

コンサルティングファーム側が評価するポイント

では、コンサルティングファーム側は応募者の何を評価しているのでしょうか。
ずばり、以下の3つです。

評価されるポイント① 応募者のCANとのマッチ度

中途採用では、特に重要視されるポイントです。

書類選考が通ったのであれば、最低限の合格ラインはクリアしていますが、面接ではさらに詳細を確認されます。

応募するファームや部署によって、勝負すべきCANが変わってくるので、見極めが大事です。

具体的な質問例

・職務経歴を教えて下さい
・マネジメント経験はありますか?
・英語はどれぐらいできますか?

評価されるポイント② 応募者のWILLとのマッチ度

私の肌感覚では、7割ぐらいはこれに関する質問のような気がします。

コンサルティングファーム側から見て、応募者がそのファームでのキャリアパスを具体的に想像できるか、というところを確認されます。

求人票やホームページなどを確認し、応募するファームや部署のWILL(事業戦略や今後注力するソリューション)とマッチしたWILLを答えましょう。

具体的な質問例

・転職理由を教えて下さい
・なぜうちのファームを志望するのですか?
・転職後にどのような仕事をやりたいですか?

評価されるポイント③ コンサルタントとしての素養

面接で聞かれる質問のほとんどは、上記①と②を確認する質問です。
ですが、その質問の回答を通して、応募者のコンサルタントとしての素養をチェックしています。

ここでいうコンサルタントとしての素養とは、すなわち「考える力」と「伝える力」です。

考える力

質問に対する回答の中身を通して、応募者のロジカルシンキング能力を評価します。
回答した内容がロジカルかどうかは、結論に対してしっかりとした根拠があるかどうかで変わってきます。

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例えば、「なぜコンサルタントになりたいのか?」という質問に対して、
「問題解決をしたいと思ったから」という回答では、なぜ問題解決したいと思ったかという根拠がありません。

では、この回答はどうでしょうか。

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確かに、問題解決をしたいと思ったことに対しては、自分の経験をもとに語られており、しっかりとした根拠があるように思います。
ですが、その問題を解決したいなら、現職でやればいいのでは?と思ってしまいます。
「なぜコンサルタントになりたいのか?」という質問に対しての回答の根拠にはなっておらず、論理に飛躍があります。

では、この回答はどうでしょうか。

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どうでしょうか?
「なぜコンサルタントになりたいのか?」という質問に対して、回答の根拠がしっかりしたような気がします。

これはあくまで例ですが、このように面接での想定質問に対して、ロジカルな回答を準備する必要があります。
ロジカルな回答の作り方は、ただただ「なぜ?」を繰り返すだけです。

上記の例でいうと、
「なぜコンサルになりたいのか?」 → 「問題解決したいから」
「なぜ問題解決したいのか?」 → 「現職の業務で問題を感じたから」
「なぜ現職じゃできないのか?」 → 「業界全体の問題であったから」

というふうに、「なぜ?」と自問自答し、論理のスキがないようにブラッシュアップしましょう。

伝える力

いくら論理的な回答を用意していても、伝え方が悪いと台無しです。
重要なポイントは、以下の3点です。

ポイント① 結論を先に言う

コンサルでなくても、皆さん社会人なりたての頃によく言われたのではないでしょうか。
質問に対しての回答は、一言目に結論、その後は補足として根拠を述べる。
これが鉄則です。

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ポイント② 目次を言う

コンサル業界の頻出用語として、「アジェンダ」という言葉があります。
日本語で言うところの「議題」なのですが、コンサル業界では、必ず会議の初めにアジェンダを共有します。
過去に私の知り合いのコンサルタントがクライアントの会議に出席した際に、会議のアジェンダが決まっておらず、
アジェンダの無い会議なんか会議じゃない。時間の無駄だ」といってブチ切れて出ていきました。

その例は極端ですが、コンサルタントとは、そういう生き物なのです。

つまり、つらつらと話し続けるのは、アジェンダのない会議と一緒なのです。
自分がこれから何を話すのか、前もって伝えましょう。

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例えば、
「私は〇〇だと考えます。理由は3つあって、1つは〇〇です。2つ目は〇〇です。3つ目は〇〇です。」
このように話の展開が見えると、長い話でも聞いてくれます。

ポイント③ 自信を持って話す

コンサルタントは、クライアントの問題解決をリードしなければなりません。
そのためには、クライアントからの信頼を得られなければなりません。

面接では、コンサルタントとしてこの人はやっていけるかどうかを判断されます。
自信を持って堂々と話すことで、面接官からの信頼を勝ち得ましょう。

逆質問では何を聞けばよいのか

よく面接ノウハウを書いてあるページに、逆質問では自分のやる気を見せろ、とか、アピールせよ、などと書いてあります。
ですが、はっきり言って何を聞いてもOKだと思います。

冒頭でも述べましたが、面接をする目的の1つは、応募者側がファームを評価することです。
逆質問の目的は、応募者側がファームを評価するために、必要な情報を得ることなのです。

ただ、無邪気に何を聞いても許されるかといえば、そうではありません。
あくまで大人同士のコミュニケーションなので、以下のポイントは抑えるべきだと思います。

ポイント① 質問の意図を示す

当たり前のことですが、意図の無い質問はしないほうがいいです。
できれば、質問の後に質問の意図を説明するほうがいいですが、質問だけ投げかけてもOKです。
ただしその場合は、質問の意図が伝わっていなかった時に、答えられるようにしておきましょう。

ポイント② 空気を読む

本当は聞きたいけど、聞いていいのかな?と悩む、グレーゾーンの質問があると思います。
そこは、面接官の人柄や、それまでの場の雰囲気で判断しましょう。

実際、筆者も逆質問では「他のファームがいいと思ってるんですが・・」のようなことなどを話しましたが、 面接官の人柄やその場の雰囲気的に、マイナス評価はされないだろうという自信があったからです。

ちなみに、聞きにくい質問を聞きやすい雰囲気にするためのキラーワードがあります。

「転職先を本気で悩んでいます。」

この一言で、面接官は、うちを選んでもらいたいというマインドになるでしょう。

面接体験記

参考になればと、筆者の面接体験記を公開しております。

デロイトトーマツコンサルティング

PwCコンサルティング

アビームコンサルティング

ベイカレントコンサルティング

まとめ

今回、筆者が転職活動を経験して、意識したポイントや、重要だと思ったことについてまとめてみました。
コンサル経験者だけでなく、事業会社やSIerからコンサルティングファームへと転職される方の参考になればと思います。

(参考)おすすめ転職エージェント

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