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【おすすめワイン紹介あり】品種の特徴を知ろう!赤ワイン編①【まずは主要品種】

前回の記事では、ワインの選び方について触れました。
今回は、もう少し詳しく、赤ワインの代表的な6品種について解説しようと思います。

前回の振り返り

winesuki.hatenablog.com

前回の記事では、まずは、カベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールを飲み、
どちらが好みかを知るところがスタートだと述べました。

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カベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールの比較

簡単に言うと、渋みのしっかりした飲みごたえのある重いワインが好きか、
あるいはスッキリとした酸味の軽いワインが好きか、
自分の好みのざっくりとした方向性を固めようということです。

自分の好みの方向性がなんとなくわかったら、以下を読み進めてください。

赤ワインの代表的なぶどう品種

今回は、特によく見かける代表的な6種類のぶどう品種を取り上げます。

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赤ワインの代表的なぶどう品種

重いワインを作るぶどう品種

カベルネ・ソーヴィニヨン

すでに説明しておりますが、赤ワインをつくるぶどう品種で、最も有名な品種です。

強い渋みのどっしりと重いワインを作り、
フランスボルドーを始め、世界中で栽培されています。

アルコールが好きな方や、普段からコーヒーを飲まれている方には、おそらくカベルネ・ソーヴィニヨンの虜になるのではないでしょうか。

まずはコスパの良い、チリワインから手を伸ばし、
カベルネ・ソーヴィニヨンをもっと飲みたいという気持ちに掻き立てられたら、
ボルドーワインにも手を伸ばしてみましょう。

シラー

シラーという品種も、カベルネ・ソーヴィニヨンと同様、重い赤ワインを作り出します。

こちらの品種は、黒胡椒のようなスパイスの風味がすることが特徴で、
筆者も大好きな品種の一つであります。

産地としては、フランスのローヌ地方が有名ですが、
オーストラリアではシラーズと呼ばれ、オーストラリアを代表するぶどう品種であり、世界的にも有名です。

オーストラリアのシラーズは、ワインショップなどで手軽な値段で手に入るので、
ぜひ一度試してみるとよいと思います。

メルロ

メルロは、カベルネ・ソーヴィニヨンと比較すると、軽やかでまろやかな渋みのある上品なワインを作り出します。

カベルネ・ソーヴィニヨンまでは渋くなく、ピノ・ノワールよりもしっかりした
中間的なワインを飲みたいときは、ぜひこのメルロをおすすめします。

代表的な産地としてはボルドーが挙げられますが、メルロも世界中で栽培されています。
ボルドーでは、大抵がカベルネ・ソーヴィニヨンブレンドアッサンブラージュ)して作られていますが、
ボルドーの一部やその他の国では、メルロ100%で作られるワインもよく見かけます。
特に有名なのが、シャトー・ペトリュスというワインです。

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もちろん筆者は飲んだことがありません。

また、日本でも栽培が盛んで、特に長野のメルロは評判です。
ぜひ長野を訪れた際は、お土産に長野のメルロをおすすめします。

グルナッシュ

グルナッシュという品種も、重すぎず軽すぎずのバランスの取れたワインを作り出します。
プルーンのような豊かな果実味が特徴です。

レストランやワインショップなどでもよく売られているので、ぜひ試してみて下さい。

主な産地としては、フランスのローヌ地方やスペインが有名です。
スペインではガルナッチャと呼ばれていますが、グルナッシュと同じ品種です。

ローヌ地方は、ボルドーブルゴーニュと比べるとあまり聞き慣れないかもしれますが、
グルナッシュやシラーを始めとする様々な品種でワインが作られています。
値段もボルドーブルゴーニュほど高くなく、コスパの良い上質なワインが見つけやすい印象です。
ぜひローヌワインをお試しください。

軽いワインを作るぶどう品種

ピノ・ノワール

すでに触れましたが、ピノ・ノワールはスッキリとした酸味の軽やかなワインを作り出します。
カベルネ・ソーヴィニヨンのような渋みが苦手な方や、普段あまりお酒を飲まないような女性におすすめします。

ピノ・ノワールの産地として有名なのは、なんと言ってもブルゴーニュでしょう。
普段ワインを飲まない人でも、一度は聞いたことがあるであろう、
ロマネ・コンティというワインも、ピノ・ノワールから作られるブルゴーニュワインです。

ロマネ・コンティなんて、私は一生飲むことはないでしょう。。。
HIKAKINさんがダウンタウンなうで振る舞っていたのが印象的でした。

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ロマネ・コンティは行き過ぎにしても、やはりブルゴーニュワインはそれなりに高いです。
安くて美味しいニュージーランドピノ・ノワールがおすすめです。

ガメイ

ガメイも、ピノ・ノワールと同様、軽いワインを作り出します。
ガメイで作られるワインは、大抵が長期熟成しないいわゆる早飲みワインで、
これでもかというほどの果実味が特徴です。

ガメイという品種は、あまり聞き馴染みが無いかもしれませんが、
実は殆どの方が飲んだことがあるのではないでしょうか。
そうです、日本人が大好きなボジョレーヌーボーを作り出す品種なのです。

ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地方で作られる新酒(ヌーボー)という意味で、
その年に収穫されたガメイというぶどうを使って作られたワインのことを言います。

ボジョレーヌーボー以外にも、ボジョレーワインは通年売られており、
コスパがよいので、ぜひボジョレーワインを試してみてはいかがでしょうか。

品種別おすすめワイン

カベルネ・ソーヴィニヨン

(2000円台)モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

コスパ最強のチリを代表するワイナリー、モンテスのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴をシンプルに感じられ、最初に飲むべき1本と言えると思います。

(2000円台)ル・オー・メドック・ド・ジスクール

3000円までで買えるボルドーワインの中で、筆者が圧倒的におすすめするワインです。
渋み・酸味のバランスが絶妙で、いつまでも飲んでいたいワインです。

(9000円台)ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン

カリフォルニアの名産地ナパ・ヴァレーの、超ハイクオリティワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さとワインの奥深さを感じられます。
9000円以上するので気軽には飲めないですが、その値段以上の幸福体験を得られると思います。

シラー

(1000円以下)イエローテイル シラーズ

オーストラリアといえば、シラーズ。
そのオーストラリアを代表する安旨ワイン、イエローテイルのシラーズです。

(3000円台)クローズ・エルミタージュ シャトー・ド・サンコム

フランスはローヌ地方を代表するシャトー、サンコムのシラーです。
シラーの特徴である、黒い果実とスパイスのアロマが存分に感じられます。

メルロ

(2000円台)シャトー モンペラ ルージュ

ボルドーワインのパワフルさを感じられる1本です。
漫画『神の雫』で紹介され、超人気ワインとなりました。
このレベルのボルドーワインが2000円ほどで買えるのは驚きです。

(5000円台)五一わいん 桔梗ヶ原メルロー

メルロ100%で作られる、日本ワインです。
木樽での熟成由来のアロマが感じられ、高級な印象を与えます。
日本ワインのレベルの高さを感じられます。

グルナッシュ

(2000円台)グラン・サングレ・デ・トロ・レゼルヴァ

スペインを代表するワイナリー、トーレスのワインです。
コストパフォーマンスが高く、非常に優秀なワインなので、何度もリピートしてます。

(5000円台)ジゴンダス シャトー・ド・サンコム

グルナッシュの名産地、フランスローヌ地方のジゴンダスです。
ジゴンダスは高品質なワインで知られておりますが、5000円台で割と手軽に飲めるのでおすすめです。

ピノ・ノワール

(1000円台)シレーニ セラー・セレクション ピノ・ノワール

ピノ・ノワールの産地として高い評価を得ている、ニュージーランドのワインです。
1000円台で買えるので、ピノ・ノワールを試してみる際にはちょうどいいです。

(3000円台)ブルゴーニュ ルージュ アンリ・ボワイヨ

もはや村名ワインレベルの地区名ワインです。
この値段で美味しいブルゴーニュワインを見つけるのは難しいですね。

ガメイ

(2000円台)ブルイィ アンリ・フェッシ

ボジョレー・ヌーボーで圧倒的人気を誇るアンリ・フェッシのボジョレー村名ワインです。
ボジョレーはボジョレー・ヌーボーだけじゃないんです!

(3000円台)ムーラン・ナ・ヴァン ヴィエイユ・ヴィーニュ

こちらもボジョレーの村名A.O.C.ムーラン・ナ・ヴァン。
村名ワインがこの値段で買えるなんて、ボジョレー最高ですね。