おいしいワインを飲むためにコンサルファームで働く

ワインが好きなITコンサルタントのブログです。

もうワイン選びで悩まない!自分好みのワインを選ぶ方法

前回の記事で書いたように、ワインは難しい・わからないというのが、
ワインを飲もうと思わない原因だと思います。
ワインを飲むための第1歩は、ワインを好きになることです。

では、どうすれば、ワインを好きになるのか。
それは、自分の好みを知ることです。

なぜワインの好みがわからないのか

そもそもなぜ、ワインの好みがわからないのでしょうか。
他のお酒と比較しながら考えてみましょう。

ビールの場合

普段お酒を飲んでいる人であれば、少なくともビールの好みは明確にあるのではないでしょうか。

普段口にするビールって、日本のビールに限れば大手4社がほとんどで、
おそらくその4社全てのビールを飲んだことがあると思います。

つまり、あまり選択肢がないために、必然的に飲み比べができているのです。

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日本の代表的なビール

無論、4社以外にもビールメーカーはいますし、
普段飲んでいるビール(ピルスナーと呼ばれます)以外にも、エールやスタウトといったように
様々な種類のビールがあります。

でも少なくとも、スッキリしたのど越しのスーパードライが好き、だったり、
エビスビールのコクのある苦味が好き、といった好みをほとんどの人がもっているのではないでしょうか。

日本酒の場合

日本酒はビールと違って、選択肢が多いと感じます。
ですが、ある程度の好みはわかるのではないでしょうか。

おそらくほとんどの人が、甘口・辛口といった分類で、日本酒を選んでいるのではないでしょうか。

しかも、日本酒の場合は、甘口か辛口かをラベル等でひと目で見分けることができます。
日本酒度と呼ばれる、プラスかマイナスの数値がその基準値です。
(他にも酸度と呼ばれる数値も記載されています。)

つまり、日本酒の場合も、「細かいことはわからないけど、とにかく辛口!」
といったように、好みで選ぶことができるのです。

ワインの場合

ではなぜ、ワインを選べないのでしょうか。

それはおそらく基準と選び方がわからないからではないでしょうか。

ビールのように、全ての銘柄を飲み比べるわけにもいかないし、
日本酒のように、ラベルにどんな味わいかが書かれているわけでもありません。

それでは、どうやってワインを選べばよいのでしょうか。

ワインの好みを見つけるには

これからワインを飲めるようになりたいと考えている方向けに、
ワインをどうやって選べばよいのかを説明します。

まずはぶどう品種で選べ

選び方は人それぞれではあるのですが、最初はぶどう品種で選ぶことをおすすめします。

そもそもワインは、他のお酒とは違い、原料はぶどうのみです。
たとえば、ビールだと麦・ホップ・水、日本酒だと米や水などの複数の原料を用いて作られています。

何が言いたいかというと、ワインの場合、ぶどうの味がワインの味にダイレクトに影響するのです。
つまり、ぶどうの特徴を知り、好みのぶどうがわかれば、自ずと好みのワインがわかるようになるのです。

赤ワインの選び方

ぶどう品種を細かく挙げだすときりがないので、ここでは最初の1歩について触れます。
詳しい説明は、今後の記事にとっておきます。

赤ワインを選ぶために、なによりもまず抑えるべきぶどう品種は、たったの2つです。
それは、カベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールです。

飲み屋のメニューに書かれていたり、もしかしたら耳馴染みがあるかもしれません。
長ったらしいカタカナで書かれたワインの名前が、日本人をワインから遠ざけている理由の一つかもしれません。。

この2つの品種は、まったく対照的な品種なので、
どの品種のワインが好きかを選ぶ最初の基準となるにはふさわしい2つなのです。

カベルネ・ソーヴィニヨン

まず、カベルネ・ソーヴィニヨンは、どっしりとした渋みの強い赤ワインを作り出します。
味わいとしては、カシスやブラックベリーなどの黒い果実などが近いです。

フランスボルドーという有名な産地で作られる赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンを使って作られています。

ピノ・ノワール

対照的にピノ・ノワールは、渋みが少なくスッキリとした酸味の軽やかな赤ワインを作り出します。
味わいとしては、イチゴやラズベリーなどの赤い果実などが近いです。

フランスブルゴーニュという有名な産地で作られる赤ワインは、ピノ・ノワールを使って作られています。

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カベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールの比較

まずは、この2つの品種のワインを飲み比べてみて、自分の好みがどちらかを知りましょう。
ちなみに、いきなりボルドーブルゴーニュに手を出すよりも、チリやニュージーランドなどのワインをおすすめします。
なぜなら、安いからです。(しかもクオリティが高い。)

ボルドーブルゴーニュのワインでも、安いワインを見かけますが、
ハズレ率がすごく高いという印象です。

白ワインの選び方

白ワインの場合は、品種で選ぶよりも前に、まず甘口か辛口かで選びましょう。

甘口辛口の違いは至ってシンプル。甘いか甘くないか、です。

すごく短絡的に言うならば、
「お酒はあまり好きじゃない。ジュースのようなお酒が好き」という方は甘口を。
「スッキリした酸味を味わいたい」という方は辛口を選ぶとよいです。笑

品種による特徴ももちろんあるのですが、
赤ワインのようにわかりやすく二分できるような対称的な品種がないため、
まずは甘口か辛口かで選べばよいと思います。
品種による違いについては、次回以降の記事で触れさせていただきます。

まとめ

ワイン選びの第1歩について説明しました。

赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールのどっち。
白ワインは甘口か辛口のどっち。

まずは大きい分類から、自分の好みを知るのがよいと思います。