【コンサルファームへの転職】アビームコンサルティング【面接体験記】
ファームについて
元々はデロイトのIT部門から独立したファームのため、ITコンサルティングに強みを持っています。
特に、SAPなどのERPパッケージシステム導入といった大規模ITプロジェクトに強みを持っています。
また、コンサルファームでは珍しく、残業代が出るといったところも魅力的です。
面接体験記
1次面接
面接官
マネージャー1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
転職理由について聞かれました。
現職もコンサルだったのですが、今の会社ではこういうことができないため、転職することを決めた、という内容を答えました。
また、なぜアビームを志望しているのか、について聞かれました。
それについても、自分の経験とキャリアプランを鑑みた上で、アビームではそれが活かせる、実現できるといった内容のことを答えました。
③ケース面接
質問の後、簡単なケース面接がありました。
「利益をあげるための施策は?」といったような、かなり抽象的なお題に対して、ロジックツリーを描き解決策を洗い出す、といったものでした。
単純に最低限のロジカルシンキング能力を見られているだけだったので、特に準備不要だと思います。
結果連絡
5営業日後に合格連絡をいただきました。
2次面接(最終)
面接官
ダイレクター1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
1次面接と同様に、転職理由について聞かれました。
また、今後のキャリアプランについても質問を受けました。
さらに、筆者の答えたキャリアプランについて掘り下げていただき、アビームだとこういうプロジェクトがいいんじゃないか、などと親身になってアドバイスなどをいただきました。
雰囲気的にもざっくばらんに話せそうだったので、実は他のファームがいいと思ってますということを伝えたところ、
アビームのほうがキャリアプランに合ってるんじゃないかな、といった感じで、最終的にはキャリア相談みたいな雰囲気になっていました。
③逆質問
結果連絡
5営業日後に合格連絡をいただきました。
まとめ
面接官の方は優しい感じの人で、終始和やかな雰囲気で面接が進みました。
意外にも、「なぜうちのファーム?」といった質問をしてきたのがアビームだけだったのですが、やはりファームごとの強みや特徴を分析することは大事だなと感じました。
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【コンサルファームへの転職】PwCコンサルティング【面接体験記】
ファームについて
DTCと同様、戦略や業務系の上流コンサルティングに強みを持つ、総合系コンサルティングファームです。
面接体験記
WEBテスト
面接の前に、WEBテストがありました。
内容は、言語・計数・パーソナリティといった、ありきたりのものです。
特に苦手意識はなかったので、対策せずに受けました。
結果は無事合格したのですが、筆者と同時期に転職活動をしていた他のコンサルタントは落ちていたので、不安な人は対策しておくとよいです。
(筆者の周りで2名も落ちていました)
ちなみに、合格の連絡は3営業日後に来ました。
1次面接
面接官
シニアマネージャー1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
転職理由について聞かれました。
今回、PwCは、ITの部門ではなく上流の部門に応募を出していたため、ITコンサルの経験を活かしつつも、システム前提ではない業務改善のソリューションを提案したい、みたいなありきたりなことを答えました。
質問についてはそれぐらいで、あとはケース面接でした。
③ケース面接
コンサルファームの面接ではありがちなケース面接でした。
お題は2題あり、20分間ぐらいでお題を読み、回答を考え、
その後10分間ぐらいでプレゼンする、といった流れでした。
出題されたテーマは、架空のクライアントが抱える課題について、問題の原因を分析し、課題解決までのアプローチを提示するといったケース。
もう一つは、また別の架空のクライアントが抱える課題について、解決案を提示するといったケースが出題されました。
このケース面接では、回答の正解不正解を見ているのではなく、回答に至るまでのプロセスが論理的に筋道立てられているかを見られていました。
具体的には、
・MECEに問題を切り分け、根本的な原因を見つけ出せているか
・問題を解決するための解決案を正確に評価し、提示できているか
というところが見られていました。
結果連絡
当日中に合格連絡をいただきました。
2次面接
面接官
ダイレクター1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
1次面接と同様に、転職理由について聞かれました。
それについての回答も、1次面接と同じようなことを回答しました。
③逆質問
応募した部署で求められているCANと、ITコンサルの経験という筆者自身のCANがマッチしていないんだろうなという印象は受けていたので、
ITの経験が活かせるかという点について、質問しました。
結果連絡
2営業日後、不合格の連絡をいただきました。
理由はやはりCANがマッチしなかったことでした。
まとめ
PwCの選考では、WEBテストとケース面接という壁がありました。
不安な方は対策してから臨むことをおすすめします。
また、結果は不合格でしたが、面接官の方はとても穏やかで優しい人で、和やかな雰囲気で面接することができました。
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【コンサルファームへの転職】デロイトトーマツコンサルティング【面接体験記】
ファームについて
総合系コンサルティングファームの中では、最もネームバリューがあり、給与が高いファームです。
戦略・業務などの上流のコンサルティングに強みを持っており、ITの案件は小規模のものが多いです。
ちなみに、リファラル(既存社員からの紹介)での応募でした。
面接体験記
1次面接
面接官
シニアマネージャー2名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
筆者の経歴に対し、過去のとあるプロジェクトの内容について興味を示していただき、根掘り葉掘り質問いただきました。
筆者は、ある業界の大企業にシステムを導入していたのですが、かなりニッチな領域のシステムであったため、システムがカバーする業務の範囲などについて細かく説明しました。
その他、
・今後どのようなプロジェクトを経験したいのか
・英語はできるか
といった質問がありました。
③逆質問
主にプロジェクト内容、仕事内容について質問しました。
また、筆者はITコンサルであったため、DTCにおいて経験を活かせそうか尋ねたところ、
DTCでも、IT出身者の人材を積極的に採用しており、今後はIT案件にも強みを伸ばしていく方針のようでした。
結果連絡
3営業日後、合格の連絡
2次面接
面接官
パートナー1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
筆者の経歴に対し、面接官の方が専門にされていた領域のプロジェクトに興味を示していただき、根掘り葉掘り質問いただきました。
かなり細かい内容について雑談チックに話が及び、ほとんどの時間をこれに費やしました。
それ以外は、今後のキャリアプランについて聞かれました。
③逆質問
直近でDTCの組織改編があったため、その内容や背景について質問しました。
結果連絡
2営業日後、合格の連絡
3次面接(最終)
面接官
トップのパートナー1名
面接内容
①自己紹介
まずは、冒頭2分間ほど、簡単に自己紹介や職務経歴について説明しました。
②面接官からの質問
マネジメント経験の具体的な内容について聞かれ、どのようなことをやっていたのか、マネジメントする上で意識していたこと、工夫したことは何かを聞かれました。
その他、短期的なキャリアプランと、長期的なキャリアプランについて質問を受け、具体的に説明しました。
実はこの段階ではもう既に内定が決まっており、筆者のキャリアプランを聞いて、GAPがないように確認するための面接とのことでした。
③逆質問
面接官からの質問は20分ほどで終了し、残りの時間は全て逆質問でした。
とてもいい感じの雰囲気で、面接官の方も複数のファームを渡り歩いてこられた方だったので、DTC以外のファームについての情報を根掘り葉掘り聞いちゃいました。
とてもいい方で、ざっくばらんに答えてくれて、なおかつ転職するにあたってのアドバイスもいただきました。
結果連絡
翌営業日にオファー連絡をいただきました。
まとめ
DTCのコンサルは、ドライな人が多いという印象だったのですが、実際会ってみると、どの面接官の方も優しくて穏やかな印象でした。
また、キャリアプランについての質問が多いという印象であったため、ある程度具体的なキャリアプランを考えた上で面接に臨むのがよいと思います。
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【コンサルファームへの転職】書類選考で落ちない!履歴書・職務経歴書の書き方【転職準備編】
履歴書と職務経歴書の書き方について、まとめたいと思います。
当たり前ですが、ドキュメントを作成するためには、書くべきことを書くことが非常に重要です。
書くべきことって何?というと、ドキュメントを読む側が何を求めているかがわからないといけません。
そんなことはわかっているかもしれませんが、意外とできていない人が多いのです。
今回は、コンサルティングファームに受かるための履歴書と職務経歴書の書き方のポイントについて、記載しようと思います。
履歴書を書くためのポイント
無機質に書けばよい
履歴書はただただ無機質に個人の情報を記載すればよいです。
履歴書はそういうもんです。
ググればたくさん無料のExcelフォーマットが出てくるので、ダウンロードして、適宜自分の好みにカスタマイズして作成しましょう。
手書きは絶対NG
新卒の就職活動では、手書きで書いていましたよね。
謎の風習です。日本の悪しき伝統です。今でもあるのでしょうか。
さすがに社会人で、手書きのビジネス文書を作るなんて人はいないだろうと思っていたら、ネットで調べてみると7割の人が手書きで履歴書を書いているようです。
コンサル業界での転職では、絶対にやめましょう。
時間と手間の無駄遣いです。
業務効率が悪いのかなとか、パソコン苦手なのかなと思われるかもしれません。
もちろん手書きだから落とされるということは無いとは思いますが、プラス要素になることも絶対無いです。
そもそもほとんどのファームでは、データでやりとりしていたので、わざわざ紙を持っていく必要は無いかもしれませんが。
資格欄は武器になるものだけ書く
履歴書に資格を記載する際は、コンサルタントとして武器になるものだけ記載してください。
例えば、自動車運転免許、書かなくていいです。
また、TOEIC700点未満などは、私は英語ができないと言っているようなものなので、書かないほうが良いです。
職務経歴書を書くためのポイント
できること(CAN)を意識する
書類審査で最も重要なものが、この職務経歴書です。
採用担当者が職務経歴書で何を見ているか。
それは、その人のできること(CAN)です。
新卒の採用では、やりたいこと(WILL)を重視しますが、中途採用ではCANを重視します。
そこの違いを特に意識してください。
具体的に書く
できるだけ具体的にCANが伝えられるように記載してください。
採用担当者は、どのプロジェクトのどの役割で活躍できそうか、というところを具体的に見ています。
業界や業務エリアなど、できるだけ具体的にフォーカスして記載しましょう。
定量的に書く
コンサルタントは定量情報を好みます。
プロジェクトの規模や、成果などは定量的に記載してください。
主観は排除する
主観的な内容は記載NGです。
書くべき内容は、どういう仕事をしたのか、その中で自分の役割は何か、どれほどの成果を出したのか、だけです。
どういうところに苦労したとか、どういうところにやりがいを感じた、とかは書かないようにしてください。
マネジメント経験を書く
マネジメント経験がある人は、必ず記載しましょう。
評価されやすいポイントです。
まとめ
コンサルタントにとって重要なスキルの一つが、ドキュメンテーション能力です。
上記で記載したようなポイントは、普段コンサルタントが、新人コンサルタントに口酸っぱく指導しているような内容です。
採用担当者は当然そういった視点で、ドキュメントを見てきます。
読む人に何を伝えたいのか、ということを意識して、書くべき内容をブラッシュアップしていってください。
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【コンサルファームへの転職】総合系コンサルティングファームを知ろう【転職準備編】
総合系コンサルティングファームとは
前回の記事でも触れましたが、総合系コンサルティングファームは、企業の戦略立案・業務改革といった上流から、システム導入・保守といった下流まで、様々な案件をこなすコンサルティングファームです。
といっても、様々な案件を経験できるわけではなく、ITのプロジェクトを経験すれば、その次もITのプロジェクトなど、基本的にはある領域に特化したキャリアプランを歩んでいくことになります。
ほとんどのファームでは、金融・自動車・公共機関といったインダストリー(業界)と、戦略・SCM・CRMといったサービスの2つの軸でカットされた組織体系をとっており、どのラインへの転職を志望するかをきちんと精査する必要があります。
総合系コンサルティングファームMAP
主な総合系コンサルティングファームについて、個人的に感じている強みや印象を記載します。
ファーム選びの参考にしてください。
デロイトトーマツコンサルティング
総合系コンサルティングファームの中では、頭が一つ抜けているかなという印象です。
年収も他のファームよりも高いですが、その分同じ職位(ランク)でも求められる期待値が高いです。
強み
戦略系・業務系の上流案件に強み
同じランクでも年収は他のファームより高い
ネームバリュー
弱み
IT系は弱く、小規模の案件が多い
同じランクでも求められる期待値が他のファームより高い
印象
ロジカルでドライな人が多い
PwCコンサルティング
立ち位置的にはDTCと同じような感じです。
扱うプロジェクトも同じような感じなので、仕事内容以外の要素でDTCとPwCを比較するのがよいかと思います。
強み
戦略系・業務系の上流案件に強み
弱み
IT系は弱く、小規模の案件が多い
印象
デロイトよりも優しい人が多い
アクセンチュア
ITコンサルタントとして生きていくならば、アクセンチュア一択ではないでしょうか。
強み
IT系に圧倒的な強み
弱み
DTCとPwCに比べて戦略系・業務系の上流案件に弱み
印象
優しい人が多い
アビームコンサルティング
ITコンサルタントにとってアクセンチュアの対抗馬になるファームです。
もともとはDTCのIT部門が独立したファームなので、どうしてもIT系の色が強いです。
強み
IT系、特にSAP案件に圧倒的な強み
残業代が出る
弱み
DTCとPwCに比べて戦略系・業務系の上流案件に弱み
印象
優しい人が多い
ベイカレントコンサルティング
最近よく聞くファームです。
転職市場では有名で、なんと言っても破格のオファー金額が提示されます。
私の知り合いで、プログラマ出身コンサル未経験の3年目以内の若手が800万以上のオファーを貰っていました。
シニアコンサルタントレベルでも1000万以上のオファーが出るようです。
強み
給与が高い
弱み
組織体系がない(いわゆるプール型)
印象
あまりいい噂は聞かない。。
まとめ
とてもざっくりまとめました。
もちろんきちんと企業研究して応募先を決めるのがよいです。
※KPMGとEYについては、面接を受けたことも親しいコンサルタントがいるわけでもないので、説明は省略させてください。
転職市場の動向
特にここ2年ぐらいは、どのファームも積極的に採用活動を行っているようです。
また、親しいフリーランスのコンサルタントに聞いても、コンサルティング業界全体として案件数は多くなっているらしく、間違いなく売り手市場です。
ただし、この転職者の売り手市場がいつまで続くかはわかりません。
コンサル業界に転職するなら今です!!
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【コンサルファームへの転職】コンサル業界を知ろう【転職準備編】
コンサルティングファームとは
一般企業で働いている人であれば、なんとなくは知っている、もしくは聞いたことはあるのではないでしょうか。
しかし、看護師や教師などの一般企業以外で働く社会人や、学生などの知名度は高くはないでしょう。
小学生の将来なりたい職業ランキングで名前が挙がることも、これまでもこれからもおそらくないでしょう。
コンサルティングファームとは、一般企業の経営上や業務上の課題に対して、解決したり解決案を提案したりする企業のことです。
また、コンサルティングファームからのサービスを受ける側の一般企業のことを、コンサル用語で事業会社と呼びます。
上記定義ではあまりしっくりこないかもしれませんが、ざっくりと事業会社とコンサルティングファームの関係について理解してもらえればOKです。
事業会社との違い
まず最初にお断りを入れておきますが、筆者は事業会社で働いた経験はないので、主観的な内容になっております。
ですが、これまでプロジェクトを通して触れてきた、事業会社の社員の働き方や企業風土などを、できるだけ客観化・抽象化してまとめてみようと思います。
以下、コンサル会社と事業会社の違いについて、企業の組織や制度といった「ハード面」と、個人の働き方といった「ソフト面」に分けてまとめます。
ハード面
組織体系
事業会社は、業務上の役割などにより、組織が細分化・構造化されています。
コンサルティングファームは、一応組織化されてはいるのですが、事業会社ほどは強くなく、会社としての組織を意識することはほとんどありません。
コンサルティングファームでは、プロジェクトごとに組織の枠を超えたプロジェクトチームを組成し、その中で役割分担を行います。
評価制度
事業会社では、個々人の成果などを評価する制度はあるものの、未だ年功序列の要素が大きいです。
それ故に、無能な上司がはびこっているわけです。
コンサルティングファームでは、むしろ成果でしか評価されません。
ソフト面
社員の意識
上記のハード面での違いにおそらく起因し、働く社員の意識も変わってきます。
事業会社では、自分がどれだけ成果をあげようが評価されないことがほどんどのため、成長意識やモチベーションが低くなりがちです。
コンサルティングファームでは、逆に自分自身にコンサルとしての価値がないと、生きていけない世界であるため、常に自己研鑽をしなければなりません。
働き方
多くの事業会社では、働いた時間で給与が決められるため、労働生産性の意識が低いです。
それに対しコンサルティングファームでは、どれほど働こうが働かまいがもらえる給与は変わらないことがほどんどのため、労働生産性を常に意識して働きます。
以上、事業会社とコンサルティングファームの違いを、独断と偏見でまとめてみました。
かなり事業会社ディスっぽくなっていますが、そうではないです。
ミクロで見ると上記はデメリットですが、マクロで見るとそれらはメリットです。
例えば、会社全体として見てみると、社員の個々の能力に依存しないほどの体系化された事業活動を行えるという点で、メリットになりえるのです。
コンサル業界で働くための注意点(事業会社出身者向け)
事業会社からコンサルティングファームを目指す人に向けて、前もって知っておいたほうがいいことを記載します。
仕事のやり方が全く違う
上述したように、仕事のやり方や頭の使い方が、これまでと全く違います。
事業会社からコンサルティングファームに移ってきた人たちを何人も見てきましたが、ほとんど100%の人がこの違いを感じています。
そして、その違いを受け入れ、柔軟に対応できる人だけが、コンサルタントとして活躍できています。
労働時間は関係ない
働き方改革により、ここ1~2年でコンサル業界も変わった気がしますが、未だコンサル=激務というイメージはその通りだと思います。
筆者も最高で月300時間の残業をしたことがありますが、給与は残業0時間の時と同じです。
もはやブラック企業以外の何物でもないですよねw
それでも割り切って働ける気合のようなものが必要かもしれません。
コンサルティングファームの種類
コンサルティングファームは星の数ほどあるのですが、ここでは戦略系、総合系、IT系、シンクタンク系だけ紹介します。
戦略系
マッキンゼー、ボスコンなど、企業の経営戦略などの最上流のコンサルティングを行うファームです。
年収・激務度・就職難易度は非常に高いです。
総合系
DTC、PwC、アクセンチュアなど、戦略系・業務系といった上流から、システム導入といった下流まで、様々な案件をこなすコンサルティングファームです。
IT系
IT案件に特化したコンサルティングを行うファームです。
シンクタンク系
銀行や証券会社を親に持つコンサルティングファームです。
なお、筆者が所属しているのは、総合系コンサルティングです。
ですので、本ブログでは、特に総合系ファームに特化して記事を書こうと思います。
(参考)おすすめ転職エージェント
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産地でワインを選ぼう【導入編】
以前の記事で、ぶどう品種でワインを選ぶことについて記載しました。
今回からは、少しレベルアップして、産地でワインを選ぶことについて記載していきたいと思います。
なぜ産地で選ぶのか?
産地でワイン選びができるようになれば、よりスマートに自分の求めるワインにたどり着くことができるのです。
たとえば、ワインショップでワインを選ぶことを考えてみましょう。
多いところだと1000種類のワインを取り扱っているお店があります。
そこでなんのあてもなくワインを選ぶとなると、もはや宝くじのような感覚に近く、 選んだワインが自分の好みかどうかは、運でしかないわけです。
では、もし産地でワインを選ぶことができればどうでしょうか。
たとえば、フランスのアルザス地方のワインが飲みたいとするならば、
1000種類ある中の、ほんの10種類程度に絞られるわけです。
さらに、「アルザスのリースリングの白ワインで、値段が2000円台までのもの」とまで決めちゃえば、もう2~3種類ぐらいに絞れちゃいそうです。
しかも、ワインショップでは産地別でワインが陳列されていますよね。
もはや店に入ってから一瞬でワインを選ぶことができるのです。
産地で何がわかるのか?
では、産地だけでワインの何がわかるのでしょうか。
特徴がわかる
産地によって、ワインに使用されるぶどう品種が異なります。
たとえば、ボルドーの赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンなどを使用し、重厚なワインを作り上げていますが、
ブルゴーニュの赤ワインは、ピノ・ノワールを使用し、繊細な軽いワインを作ります。
また、同じ品種でも、ぶどうを栽培する環境の違い(気温や天候、土壌の違い)によって、ワインの味わいに変化が生まれます。
このぶどうを育てる環境のことをフランス語でテロワールといいます。
ワインの味わいや香りだけでなく、テロワールを感じながらワインを楽しむことが、よりワインを深く楽しめることに繋がるのです。
レベルがわかる
ワインを生産するそれぞれの国には、原産地呼称などといった制度が定められています。
たとえば、ボルドー産ワインを名乗るためには、原料や生産方法などの厳しい基準をクリアしなければならないのです。
そうすることで、低品質なワインの流通を防ぎ、「ボルドー」というブランド価値を下げないようにしているわけです。
また、消費者にとっても、ある程度の基準をクリアしているという安心感につながるわけです。
原産地呼称の詳細については、個別の産地についての記事を書く際に解説しようと思います。
どこでワインが作られている?
ワインベルト
ぶどうの生育には、暑すぎず・寒すぎずといった気候の条件があり、およそ北緯・南緯30~50度の地域にて栽培されています。
この北緯・南緯30~50度の地域をワインベルトと呼び、フランスやイタリアを始めとするヨーロッパ諸国や、アメリカ・チリ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド・日本といったワインを生産する国々が含まれます。
国別ランキング
では、国別にワイン生産量を見てみましょう。
OIVという組織が発表しているデータをもとに、国別のランキングを作成しました。
No. | Continent | Country | Value |
---|---|---|---|
1 | Europe | Italy | 50,920 |
2 | Europe | France | 45,367 |
3 | Europe | Spain | 39,670 |
4 | America | United States | 23,715 |
5 | Asia | China | 13,217 |
6 | Oceania | Australia | 13,100 |
7 | Africa | South Africa | 10,531 |
8 | America | Chile | 10,143 |
9 | America | Argentina | 9,447 |
10 | Europe | Germany | 9,013 |
11 | Europe | Russian Federation | 6,646 |
12 | Europe | Portugal | 6,010 |
13 | Europe | Romania | 3,267 |
14 | Oceania | New Zealand | 3,139 |
15 | Europe | Hungary | 2,545 |
16 | Europe | Greece | 2,490 |
17 | Europe | Austria | 1,953 |
18 | America | Brazil | 1,257 |
19 | Europe | Bulgaria | 1,206 |
20 | Europe | Ukraine | 1,123 |
21 | Europe | Switzerland | 1,077 |
22 | Asia | Georgia | 884 |
23 | Asia | Japan | 789 |
24 | Europe | Republic Of North Macedonia | 785 |
25 | Europe | Croatia | 760 |
2016年のデータ 単位:1000hl(ヘクトリットル)=10万リットル
世界中でワインが作られていることがわかります。
旧世界と新世界
ワインの生産国は、旧世界と新世界という2つに大きく分類されます。
旧世界とは、フランス・イタリア・スペイン・ドイツを始めとする、古くよりワイン作りが盛んな国々のことを指します。
一方、新世界とは、アメリカやチリ、オーストラリア、南アフリカ、日本といった、比較的ワインの歴史が新しい国々のことを指します。
旧世界のワインは、原産地呼称などの制度がガチガチに整っており、ワインの産地ごとの特徴がはっきりしています。
それに対して新世界のワインは、それほどまでに制度が整っていないのと、ワイン生産者の新規参入も盛んであり、色々な個性のワインが楽しめます。
また、同じクオリティのワインでも、新世界のワインのほうが価格は安い傾向にあります。
ただ、一概に新世界が大衆向きの安ワインしか作っていないかというと、そういうわけではなく、たとえばアメリカカリフォルニアのナパバレーなど、高級ワインを生産している産地は存在しています。
世界を旅する気分で、今日のワインを選ぶのも楽しいかもしれません。